祭りに出ている屋台は、町内会が全て準備している事をどれほどの方がご存じだろうか。
屋台の準備は、大きく分けて2つに分かれるのである。
土台を運ぶ係と、その現場で骨組みを組み立てる係である。
よく求人を出すのは組み立てる係である。
資材は常に近くにあるわけではないので、お祭りがある度に持ってくるのである。
平たく言えば、運ぶ運転手と現場で組み立てる人の2種類である。この仕事は、幾つかの障害がある。
1つは、天気である。天気は大きく左右する。雨が降れば、祭りは中止になるからである。
もう1つは、子供である。人手が足りなくて求人をだした時の現場は、決まって小さい子供が近くを通る事が多い。
子供の下校時間帯に作業が大詰めに来ていることが多いのだが、コレも本当に困る。
子供が、好奇心で近づけば大怪我するような機材もあるからである。
こういう作業は、簡単な作業だから誰でも出来ると思っている人が多いと思うが、大間違いである。
真剣に人が喜ぶ顔が見たくて転職してくる人もいる程の仕事なのである。
仕事している場所が他とは違うので、本当に何が起こるか分からないので神経を張って仕事をしなければいけないのである。
しかし、それら色々な障害がある中でも屋台を完成させて祭りを成功へと導く。
それが、屋台を準備している私達の誇りである。